大人になるということは子供じゃなくなるということなのかもしれない

子供の頃の僕はかなりのテレビっ子だった。学校から帰ってから寝るまでの間、常になしかしらのテレビ番組を見ていたような記憶がある。心配した母親はテレビを押入れに片付けてしまい、少年期の一時期、僕の家にはテレビがなかった。僕はその時「大人になったら一日中テレビを見てやるんだ」と思ったものだ。
そして時は流れ―。僕はテレビを見ない大人になった。
いつからテレビに興味がなくなったのか、振り返ってみてもさっぱり思いだせない。もしかしたら、その時僕は大人になったのかもしれない。些細な前触れもドラマチックな展開もなく、ただ河が流れるようにゆるやかに。
そんなことを絵日記サイト☆ジョルノの6月6日、6月7日を見て思った。